GIARDINIERA イタリアの家庭で春、夏に採れた野菜を冬まで保存できるように酢漬けにした保存食品です。
家庭でも作られますが、瓶入りのものがスーパー、食料品店、露店でいっぱい売ってます。
甘酸っぱい風味で、食事前にちょっとつまんだりすると食欲倍増します。
マルケではクレッシャというパンをスライスしてこれとツナを挟んだサンドイッチも作りますが、これもおいしいんですよね。
夏に冷めたパスタやお米のサラダを作ってジャルディニエラを混ぜたものも海のお弁当の定番です。
大きなメーカー製のものいろいろ安く売ってますが、
自分でいろいろ工夫をしてつくってもおいしいですし、農家製の掘り出し物をさがしてみるのも楽しいです。
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明日16日はパスクア(復活祭)です。キリストの復活を祝う大事な日ですが、
子供たちのお目当てはウオーヴァ ディ パスクア。卵の形をした大きなチョコレートの中にプレゼントが
入ってます。この時期はかなり前からイタリアのスーパーにはこれが一つの売り場を作ってどど~んと並んでます。
子供はキャラクターの絵が載っているのが好きですが。
フェロロロシェ風にヘーゼルナッツがチョコレート混ぜたのなんかおいしそうです。
でも逸品は、街のパスティッチェリア(ケーキ屋さん)のウオーヴァ。
ただ、おもちゃが入っているだけでなく、殻のチョコレートの装飾が芸術品です。
これがショーウィンドーにずらりと並んだ景色は圧巻。
中には1mもの大物も。値段は大きさやおもちゃの内容で変わりますが、かなり高そうです。
自分の子にやるならやっぱりスーパーの小さめのでいいかときっと思ってしまいます。
今日はイタリアの子供たちの大好きな日、ベファーナ。
良い子にはプレゼントがもらえるので子供たちは靴下を枕元に準備して眠ります。
一節によるとクリスマスプレゼントの起源となった慣習とも言われます。
一方、悪い子にはというともれなく炭がもらえます。
イタリアのお菓子屋さんには悪い子用に炭を模したお菓子まで売ってますが、
そんなに需要があるのでしょうか?
ちなみにベファーナの正しい説明はウィキペディアによりますと、
「東方の三博士が神の子(イエス・キリスト)の生誕をベツレヘムの星で知りベツレヘムへ向かう途中、立ち寄った村で老婆に一夜の宿を求めた。彼女は村で一番の家政婦だと聞いた三博士は彼女に神の子の誕生を一緒に祝おうと旅に誘うも、彼女は多忙を理由に断った。彼女は三博士が旅立った後にそれを後悔しその後を追ったが神の子の元にはたどり着けなかったと言う。それ以来、彼女は神の子を探してさすらっている、というのがベファーナの謂われである。伝承によっては、明るい光(ベツレヘムの星)を道標と考えた彼女はイエスのための焼き菓子をバッグに詰め込み、イエスの母へ贈る箒と共に持って旅に出るもイエスの元にたどり着けず、未だに贈り物を持ったまま彷徨っているという。」
奥が深いというか、何かのドラマのアナザーストーリーみたいですね。
イタリアの栗の調理法。
栗の鬼皮にナイフで切れ込みを入れます。
栗を専用の穴あきフライパンに入れ、ガス台から10cmほど高くなる三脚の上で
焦げないようにマメに混ぜながら加熱します。
切れ目がパカッとよく開いてきたら、竹串で柔らかさを確認。
すっと通ったらOK。 布巾に栗をくるんで、荒熱をとります。
イタリアの栗は渋皮がきれいに取れ、ちょっと甘いです。
栗の時期にちょうど出るノヴェッロと相性はバッチリ!
甘めで爽やかな新酒があると食後の栗もついつい手がのびちゃいます。
ハロウィンは特にイタリアの行事という分でもないので、スルーしてますが
そういえば、イタリアの田舎のレストランでもカボチャの飾り付けしているとこもありましたね。
庭のある広い所でしたが、外に何個も大きなカボチャをくりぬいて飾ってました。
田舎だけに店の外は真っ暗、いくつものろうそくの灯る怖い顔はけっこう幻想的な光景でした。
あれはありですね。
イタリアでは子供が玄関のベルを鳴らして言う言葉は
「ドルチェット オ スケルツェット!」文字通り、お菓子かいたづらの意味です。
イタリアの母の家にも近所のオバケ達が来たらしいのですが、
いつもお菓子など置いてない家、ホロウィンの伝統もないし、「何もないよ。」と言うと
しょぼんとして帰って行ったらしいです。
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